じん肺は「世界最古」の職業病です
今年も健康診断の時期になりました。
健康診断と同時に、じん肺診断の健診も行います。
じん肺健康診断は解体工事業に携わる労働者が定期的に行う肺の健康診断です。
じん肺法施行規則別表で定められた24の粉じん作業に従事した労働者に対して、定期的に健康診断を行わなければなりません。
微細な粉じんが気道に蓄積して、慢性的に呼吸機能が低下する病気です。
アスベスト撤去工事を行う上で、作業員の体調も気になります。毎日の作業をしていく中で、どんなにマスクや防護服をしっかりしていても、いつどこでアスベストを吸い込んでいるかは分かりません。この検診もとても大事です。じん肺は、決して「過去」の病気ではないのです。
まだまだアスベストが使われている建物は多く、アスベストを使用した建物は2020~2040年頃に解体のピークを迎えると予想されています。
従業員が定期的に健康診断を受けることにより病気の早期発見と健康維持を図り、健康で働きやすい安心安全な環境づくりを行っていきます。
これからまだまだ暑い日々が続きますが、健康第一・安全第一で無事故無災害で乗り越えていきます。